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■2010年01月25日(月)
ありがとう北森鴻
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 | 2006年の4月。かつて学生時代を過ごした東京・国分寺駅のマルイにあった書店に立ち寄った私は、1冊の本を購入しました。手に取った本のタイトルは「花の下にて春死なむ」。これが、ミステリー作家・北森鴻との出会いでした。その作風に惚れ込んだ私は次々と文庫化されていたミステリーを探しだし、そのミステリーで活躍する登場人物達に魅了されていくのでした。
「香菜里屋のマスター」には、粋な男の振る舞い方を学び、 「うどん屋のさくら婆ァ」には、年輩者の厳しさと優しさを学び、 「旗師・宇佐見陶子」には、女の強さと執念を学び、 「雅蘭堂・越名集治」には、男の優しさと奥深さを学び、 「テッキとキュータ」には、相棒の大切さと切なさを学び、 「有馬次郎」には、京都の鴨なんそばの素晴らしさを学んだ。(オチか?)
初期の作品は難解なものもありましたが、「顔のない男」や「闇色のソプラノ」、私は好きな作品でした。というか、切なく、優しい。優しく、切ないのよ。北森鴻の作品は。もちろん、登場人物が絡み合うのも楽しみな続編を読みたいシリーズも沢山あったのですが、結局、謎を残したままにされてしまいました。これも切なさを表現する北森鴻らしい結末、といってしまえば、あまりにも北森センセ、出来すぎですよ。
未読の作品、またゆっくり読ませてもらいますね。心より、先生のご冥福をお祈りいたします。
せめて、一度、お会いしたかったなぁ・・・。 | | |